1975年生まれ、長崎県大村市出身。長崎県立諫早商業高等学校を卒業。20歳から某情報通信商社で勤務し、通信機器販売に従事。その後会社を退社し2006年に現在の「株式会社BtoBホールディングス」を設立。OA機器の販売で業績を伸ばし、最近では法人を主な対象にスマートフォン等の次世代デバイスを活用した業務効率化などを図っている。

縣将貴氏は、二〇〇六年八月に現在の『BtoBホールディングス』を設立。岡山本社を中心とした西日本エリアに営業拠点を持ち、法人を対象としたOA機器や携帯電話、またインターネット関連の通信機器販売などを展開している。 同社の始まりは社員十五人でのOA機の販売。岡山で後発の機器販売会社が業績を上げていくことは非常に困難であったが、顧客の求める最良の提案を行う営業手法で着実に成果をあげてきた。現在二百六十人もの社員を有し、前期売上で六十四億円を達成するなど起業から僅か五年で急速に業績を伸ばしているのだ。また近年では話題の商材であるアイフォンやアイパッドなどのスマートデバイスを絡めたビジネス戦略に注力。既存のアプリケーションやウェブサービスと次世代デバイスを連携させたソリューション提案などで顧客企業の業務効率化をサポートしている。そしてクライアントへのデバイス活用セミナーなどを積極的に行うことで岡山のIT普及にも大きく貢献。また縣氏は会社の垣根を飛び越えて若手起業家やこれから起業を志す若者達への支援にも取り組んでいるのだ。 「弊社の成長を支えているのは若い社員の力。新しい発想にも果敢に挑戦できる環境を作り、人材育成に全力で取り組んでいく」縣氏は社員のアイデアを積極的に事業化へと結びつけていき、その発起者である社員に責任を与えることで自主性を持たせながら新たなソリューションを世に送り出している。 「IT社会はこれからも急速に進み、膨大な情報の中から企業にとって最善の選択をしていかなければならない」その中で縣氏は若い力を活かしながら、岡山のITによる先進化を図っていく。