1966年生まれ、岡山市出身。日本体育大学卒業後、(株)リクルートに入社し実業団でマラソン選手として活躍。バルセロナオリンピックで銀メダル、アトランタオリンピックで銅メダルを獲得した。1998年よりNPO法人ハート・オブ・ゴールドを設立、代表理事としてスポーツを通じた支援活動を行っている。

岡山出身のマラソンランナーとして、オリンピックを舞台に活躍した有森裕子氏は、「スポーツを通じて希望や勇気を持つきっかけになって欲しい」との思いから、一九九八年にNPO法人ハート・オブ・ゴールドを設立し、代表理事に就任した。地雷によって手足を失った人々への支援を行うアンコールワット国際ハーフマラソンに参加し、カンボジアを中心とした支援をスタート。現在もチャリティーイベントやボランティアなどを中心に、国内外で活動を行っている。有森氏はこれからもスポーツを通じて人々が触れ合う機会を作り出し、支援の輪を広げることで国際貢献に携わっていく。