1965年生まれ、島根県温泉津町出身。鳥取大学医学部で学び大学病院で小児科の臨床と研究の経験を積み、1996年津山中央病院へ赴任。2005年より小児救急における地域医療連携体制を作り、県北地域の小児医療に従事する。

地域医療の改革が叫ばれる中、津山中央病院の新たな取り組みとして、梶俊策氏が中心となり小児救急における地域医療連携体制が二〇〇五年よりスタートした。赴任当初は小児科医二名で夜間はオンコール体制だったが、小児の夜間患者が多く小児科医による二十四時間体制を求める声が地域からも強く寄せられた。そうした中、梶氏が病院周辺の小児科、内科小児科、家庭医の医師に呼びかけ、二十四時間の小児科診療体制を作り上げたのだ。 「医療過疎地域への派遣や専門外来の拡充など県北の小児医療をより良くしたい。」と強い思いで、地域医療を牽引する。