1988年生まれ、倉敷市出身。1995年わずか6歳で倉敷天領太鼓メンバーとしてデビュー。今までに東京国際和太鼓コンテストを始め、数々の賞を受賞。そして2000年にはフランス公演で世界デビューし、現在も国内外での公演を通じて日本の伝統文化を発信していく人物として精力的に活動を行っている。

倉敷の和太鼓チーム倉敷天領太鼓。そこで六歳からメンバーとして舞台に立つ山部泰嗣氏は、二〇〇四年東京国際和太鼓コンテストで最優秀賞を当時最年少で受賞し、倉敷天領太鼓の名前を世界に広めた。現在山部氏は、『山部泰嗣と天領太鼓“一刀”』を結成し、プロとして活動を開始。舞台演出や新曲の制作、他の楽器と共演を行うなど意欲的に挑戦し、またフランス公演など海外へも活動の場を広げている。和太鼓の形を昇華させながら伝統文化の継承を担う山部氏は、「太鼓を打つ音だけで山部の太鼓と気づいてもらえる奏者」を目指し、自身の技術と表現力を今後更に高めていく。