1969年生まれ、浅口郡出身。京都大学医療技術短期大学卒業後、京都第一日本赤十字病院で6年間助産師として勤務。1997年から笠岡助産院、たんぽぽ助産院勤務を経て、助産師としての経験を積む。2011年にくにさだ助産院を独立開業。

誰もが不安を感じる出産から育児まで、心と体の両面を支えるのが助産師の国定さんだ。会陰切開もしない、薬も使わない、あくまで自然な出産と、完全母乳を希望する母親のために「赤ちゃんを産みたい」と思える助産院を目指し母乳マッサージや育児相談など安心して出産できる環境を整えている。患者さんの出産のときは、自分が出産した時と同じぐらい感動する瞬間だと語る国定さん。出生率の低下や分娩を取扱う病院が減少している現代社会で、地域のお母さんに寄り添う存在となっている。