1975年生まれ、総社市出身。20歳の頃からイタリア料理の道に入り、県内外の料理店で修行、数店の料理長を務める。24歳のとき岡山市表町にて独立開業し、2005年、岡山市蕃山町に移転。料理教室の開催や、地元企業と共同でオリーブオイルやドレッシングの開発などにも積極的に取組んでいる。

「地域の魅力を『食』で表現することこそ料理人の務め。」リストランテテラダのオーナーシェフ寺田氏はそう言い切った。使う食材は、毎日必ず自らが生産者を訪ね、購入。技術だけでなく、自然の偉大さや生産者の情熱を料理に込め、表現している。他店とは一線を画すと評判のテラダは、シェフの心意気を表すかのように繊細で魅力的な料理が評判。その丁寧な味わいに魅了されるファンは県外にも多数いる。寺田氏は、地域や生産者とともに、料理という手法で、良き岡山を発信しているのだ。