patisserie Ciel bleu シェフパティシエ。1975年生まれ、岡山県玉野市出身。大学卒業後、東京でパティシエの修行をし、帰岡。2007年、総社市に「シエルブルー」をオープン、2013年には岡山市に2店舗目をオープンさせた。ジャパンケーキショー銅賞、2012オカヤマアワード洋菓子部門賞受賞など、数々の受賞歴を持つ。

お菓子が持つ力の素晴らしさを改めて実感したのは、震災復興支援活動の最中。被災地の方々に手作りのお菓子を届けた際に、人々の心からの笑顔を見た時だった。実家は洋菓子店、幼い頃からケーキ屋さんになることを夢見て育った伊藤嘉浩氏。東京の菓子店で修行し、スーシェフという責任ある役職を務めた後帰岡。2007年、総社市にシエルブルーをオープンし、現在では総社の有名店と言われるお店となっている。その実力も折紙付き、ジャパンケーキショー銅賞や岡山県洋菓子コンテストグランプリなど多数の受賞歴を誇る、まさに超実力派パティシエである。また、県内の高校で製菓科非常勤講師を務め、全国高校生スイーツ甲子園で生徒を優勝に導くなど次世代の教育においても活躍。業界の活性化にはマンパワーが必須という信条で、自店のスタッフ育成にも積極的に取り組んでいる。 「ひと昔前のように、根性論だけではやっていけない。お互いが歩み寄れる風土のあるお店を作ることがモチベーションや技術の向上、ひいては業界活性化にも結びついていくと思う。スタッフが、ここで働けて良かったというお店をこれからも作っていきたい。」と彼は語る。 昨年のオカヤマアワード洋菓子部門賞を受賞し、今年は岡山市に2店舗目をオープンした伊藤氏。人が笑顔になるお菓子を作りたい。その情熱を込めて作ったお菓子は今日も誰かを笑顔にしている。