沖縄サンマリーナホテルにて、2年間勤務した後、帰岡。「パドロック」でバーテンダーとして経験を積み2006年に独立。満月バーやハレノミーノなど、様々な地域づくりの場に関わ り、街を盛り上げる一人として活躍している。

心地よい空間と美味しいお酒を味わいに、今日も多くの人がバー・コントワールの扉を開ける。バーテンダー園田浩也氏が提供する極上の時間は、岡山の街にたくさんのファンをつくっている。『自分のバーを持つ』友人と一緒に行った飲食店のスタイルに衝撃を受け、自分の将来をそう決めたのは学生のとき。それから2年間、沖縄サンマリーナホテルでホテルマンとして接客の経験を積み、帰岡。岡山の有名店「パドロック」で バーテンダーとして修行を積んだ後、2006年に独立。岡山市磨屋町に「bar.comptoir」をオープンさせた。街の規模の割にバーの店舗数が非常に多いと言われる岡山。その中でコントワールは、平日でも満席になるほどの人気店となっている。支持される理由のひとつは、オーナー園田さんの人柄とその幅広い活動内容にあるのではないだろうか。オープンして3年が過ぎたとき、ふと「自分のお店のことだけやっていていいのか。」と疑問を感じたという園田さん。バーの文化をもっと多くの人に知ってもらいたい、岡山の街をもっと盛り上げたい、そんな想いが数々のイベントに関わるきっかけだったという。ハレノミーノや満月バーといった岡山の街を活性化させるイベントに企画の段階から率先して関わり、尾道や松江など県外のイベントでも出店するだけでなく、主催者側としても精力的に活動を続けている。また、出張バーテンダーとしても様々な地域で活躍。「イベントは正直すごく労力も使うし大変。でも、とにかく楽しいんですよ。規模の大小や採算の話ではなく、主催者の思いがあることに関わるのは、やっぱり面白い。」と語る園田さん。お店を休んでまでイベントに参加することもあるというが、忙しい中でも提供するもののクオリティを決して落とさないのが彼の流儀だ。場所を変えて出店するということは、環境が全く整っていないということ。「この場所でなら、このくらいのものでいいだろう。」ではなく、できる限りの準備と努力をして、いついかなる時でも普段通りの自分のパフォーマンスを保つということを大切にしている。そのアグレッシブな行動がたくさんの人を動かし、飲食店業界だけでなく、岡山の街の活性化にも繋がっているのだ。 バーに来る人は、必ずしもお酒を飲むことだけが目的ではない。その空間や雰囲気を楽しむために足を運ぶのだ。コンセプトである「やわらかな時間」が流れ、アロマやキャンドルなど、心配りが随所に感じられるバーコントワール。あなたも今宵、至福の時間を過ごしてみては。