1946年生まれ、岡山県玉野市出身。岐阜大学医学部卒。南カルフォルニア大学留学の後、大阪大学病院勤務を経て、1980年に岡山で三宅医院を開業。2007年に婦人科・乳腺外科も増設し、女性医療に特化した継続的な健康支援を行う。

岡山市内に誕生する赤ちゃんの人口は年間約七千人。その出生の多くに携わっている産婦人科のひとつが「三宅医院」である。シェア率が高い理由は、院長三宅馨氏が築いた「女性を中心とした継続医療」にある。女性のライフステージの随所で関われるよう産婦人科だけでなく、小児科・内科・形成外科・乳腺外科・歯科・心理相談室など各種アフターケアに備えた医療を展開している。また、医師の週休二日制などQOL(生活の質)向上とワークライフバランスを意識した職場環境の充実を目指し、先月には、女性に優しい職場として労働局長から表彰された。「患者さんに元気で輝いて頂くためには、それをサポートする医療スタッフも元気印であるべき」と三宅氏は語ってくれた。三宅氏のアイデアに余念はない。赤ちゃんからお年寄りまでが、生涯かかりつけにできる医療グループを目指している。