1963年生まれ、井原市出身。岡山大学医学部卒業後、岡山、広島、松山で産婦人科研修医として勤務。1994年から鹿児島市立病院にて新生児医療の研修後、岡山大学助手、川崎医科大学講師を経て、2006年からは熊本福田病院地域周産期医療センター長を務めた。その後2008年に岡山愛育クリニックを開院し、ハイリスク分娩や無痛分娩に取り組む。

『岡山愛育クリニック』で院長を務める中田髙公氏は、新生児特定集中治療室での勤務経験を持ち、ハイリスク分娩にも対応できる産婦人科医だ。昨今、全国的に帝王切開の出産件数が増加傾向にある中、同クリニックでは適切な対処で経膣分娩を積極的に行う。「リスク軽減のため帝王切開を選択することに対して否定はしないが、できるなら経膣分娩を行い、母子への負担をより少なくしたい」と中田氏は語る。産婦人科医療は、未来ある子供と接する事ができ、『やりがい』を感じられる仕事。中田氏は今後も産科医療の可能性と在り方を模索していく。