1976年生まれ、岡山市出身。自身が小児喘息を患い辛かった経験から医師を志す。岡山大学医学部卒業後、小児科専門医、アレルギー専門医として岡山、福山の病院に務める。福山医療センター小児科勤務の後、昨年4月から井原第一クリニック副院長に就任、小児科専門医として勤務。

人口約4万4千人に対し小児科専門医が1人だった井原市。福山市で勤務していた和田医師は井原市から通院する多くの親子を見て、この地域の小児医療に貢献したいという思いで、昨年井原第一クリニックでの勤務を決意。日々多くの子ども患者と対峙している。また、予防医療の正しい知識を浸透させるべく、行政に呼びかけ、学校や幼稚園から家庭への啓蒙を目指す。「地域小児医療過疎を憂うより、自分にできることを」と語る和田医師の言葉には、子どもとその親を思う気持ちが溢れていた。