満月BAR学生キャスト。1992年生まれ、兵庫県神戸市出身。現岡山大学工学部4回生。大学在学中、岡山商工会議所青年部との出会いをきっかけに、岡山の地域活性化のための活動を始める。2012年、満月BARの立ち上げに参加し、学生キャストとして企画、運営などの役割を担い貢献している。

大学進学を機に岡山に来た十さん。「今は、地元である神戸と岡山を選べないぐらい、岡山が大好きですが、初めは馴染めなくて嫌いでした。」と正直な気持ちを話してくれた。街を好きになる理由は観光地や食事など、人によっても様々。彼女の場合、岡山を大好きになった動機は、人との出会いだった。大学2年の時、岡山商工会議所青年部の方に出会い「岡山市民の日」の制定イベントに参加した。これをきっかけに、様々な人と出会って活動を共にしてきた。その中で彼女にとってひと際大きな存在だったのが「満月BAR」だ。これは、西川や岡山の街の活性化を目的として満月の夜だけ開催されるイベントである。西川周辺の飲食店がメニューを提供し、たくさんの人が交流を楽しむために集まるというものだ。学生リーダーとしてこの活動に対する助成金を取得し、企画や学生への広報活動に積極的に関わるなど、立上げ当初から活躍。また現在は、大学内で学生就職活動支援を行う団体の代表を務め、後輩たちに対する就活支援を行っている。 「私は岡山を好きな人に出会えたから、岡山が大好きになった。後輩には、大学の外に出て岡山のことをもっと知って好きになってほしい。まず好きになることが岡山を盛り上げることに繋がると思う。」と語る十さん。その岡山を愛する気持ちこそが、何にも代えがたい岡山を活性化する一助となっている。