㈲ベクトル代表取締役。1976年生まれ、岡山県岡山市出身。アパレル品の買取販売を中心としたリサイクルショップから事業をスタートし、2003年に㈲ベクトルを設立。その後全国的にFCを展開し、現在グループ全体で64店舗に拡大。人材育成を目的としたベクトル大学の設立など、CSR活動にも積極的に取り組んでいる。

岡山発の2兆円企業。そんな未来を見据えて、加速度的に成長を遂げている企業がある。アパレル品を主としたリサイクル事業からスタートし、その後買取の幅を家具家電等にも広げ、全国的にFC店舗を展開する、ベクトルグループ。今やグループ全体で64店舗を有する岡山屈指の注目企業だ。元々は、村川氏が趣味で集めていた服や靴のコレクションを販売することから始まった。店舗からインターネットへとビジネスの場を移し、スタッフや店舗数も増え事業が軌道にのってきた頃、村川氏に新たな目標が芽生える。「社員1人ひとりが自分を磨き、学び、成長することで周りも良い方向に変わる。そんなプラスの連鎖が街全体で起こればいいなと思ったんです。」そんな想いを胸に、社員だけでなく地域全体の活性化を目指し、「ベクトル大学」を設立。著名な講師陣を招致し、公開フォーラムを定期的に開催している。また、いらないものを寄付してもらって現金化し、東京オリンピックを目指す岡山の若者に寄付するという活動を行うなど、様々なCSR活動にも積極的に取り組んでいる。 「一企業の私利私欲だけを追求するのではなく、ビジネスパートナーや社員、お客様や街の人、双方がwinwinになるような事業形態をとれば、良い企業へと加速度的に成長出来ると思う。」と語る村川氏。自社の利益だけでなく、そこに関わる人全てを前向きなベクトルに導くべく、注目企業ベクトルは前へ前へと成長していく。